このページは「勝手に判断する部下」に悩んでいる人向けに対処法を解説しています。
勝手に判断する部下がいると、上司として困りますよね。
なぜ、上司に確認せずにひとりで勝手に判断してしまうのでしょうか?
その理由が分かれば対処法も見つかります。
さいごまで読むと、勝手に判断する部下に報告や連絡、相談させる方法が分かります。
上司に確認する必要がないと思っていた
部下が勝手に判断する理由一つ目は「報告や相談をしなくて良いと思っていた」です。
「いやいや、報連相はシゴトの基本でしょ!」と思う人も多いです。
その通りで、部下も報連相は分かっています。
「なぜ、勝手に判断するの?」と上司が聞くと「(あなたに)自分で考えて動きなさいと言われたので」と答える部下。
指示待ちの部下に対して曖昧に指導すると起きやすいパターンです。
対処法は、どこまで自己判断して良いかを明確にする。
自己判断した場合でも上司に報告すること。
ルールを明確にすれば、その通りに動いてくれる部下がほとんどです。
特に営業の場合は、状況に応じて柔軟に対応しないといけない場面が多いです。
明確な指針を出しにくいので、曖昧な指示を出しやすいです。
とはいえルールが曖昧になると、判断できなくて混乱する人もいます。
その場合は「悩んだら全て報告してください」と指示を出すか、ルールが明確な部署への配置転換も検討したほうは双方にとって得策なこともあります。
勝手に判断する部下がいたら注意するより先に理由を確認するようにしましょう。
ちなみに、新入社員にも注意してください!
どこまで自己判断して良いかを上司が教えていない、
何かあったら上司に総連相することを教えていないと
勝手に判断して動いてしまう部下もいます。
上司に報連相しにくい
部下が勝手に判断する理由二つ目は「上司に報連相しにくい」です。
部下の管理だけが上司の仕事ではありません。自分の業務もあります。
いつも忙しそうなので、話しかけにくいと部下から思われていないでしょうか?
勝手に判断してしまう部下に困り果て、前の上司から様子をヒアリングすることがあります。
「逐次、上司への報連相を怠らず優秀な部下だった」と現状とは正反対だったと判明することも。
この場合、勝手に判断する理由は部下ではなく上司にあります。
「忙しそうで話しかけにくい」以外にも、「いつも怒られる(これなら話しかけないほうが良い)」「いちいち相談してくるなと言わんばかりの表情を見せる」など、部下が上司に確認しにくい状況を作っているケースがほとんどです。
特にプレイングマネージャーに多いので注意しましょう。
「メールで報連相しているのにレスポンスが遅い」「メールを確認していない」などので理由で、「この人に確認しても意味がない」と部下に判断されているときもあります。
例えば受注担当の部下が、価格変更のための上司の決済が必要な場合です。
事前にメールで根回しをしているのにも関わらず、全く読んでいなくて外回りに出てしまった場合、受注出来なくなります。
相手も急いでいることなので部下も必死です。
上司の決済はないけれども各部署との連携はとれているので受注する場合もあります。
自分以外は状況を知っていると蚊帳の外におかれた上司が、「あいつは自分勝手に判断する」と騒ぎ立てて周囲から失笑されるパターンです。
勝手に判断する部下に確認の方法をルール化
部下の能力が高い低いに関わらず「上司に確認する」をルールにしました。
ただ、業務の全ての判断を確認させるのは、部下も管理職も大変です。
「ここまでは自分の判断でok」という感じで、権限がどこまであるかを明確にしました。
すると、いつも勝手に判断する部下が「確認してくる」ようになりました。
口頭やメールなど確認の方法も全てルール化してあるので、部下からすると余計なことを考えずに行動できるので楽になったと評判が良かったです。
勝手に判断する理由は人それぞれですが、ルールに従うことで「余計な心配」や「勘違い」をさけることが出来ます。
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