このページでは「人を巻き込むのが上手い人」について解説します。
「巻き込み力」は、社会人必須の力です。
どんなに能力が優れていても、人間一人の力には限界があります。
もちろん自分ひとりだけで解決出来ることもあります。
しかし、苦手なことには時間がかかるし、チームで行動したほうが何倍もの成果になる仕事もあります。
チームリーダーやマネージャーは、メンバー(部下)をいかに巻き込めるかが管理職として試されています。
さいごまで読むと、「人を巻き込むのが上手い人の特徴」や「どうやって人を巻き込むのか?」が分かります。
人を巻き込むのが上手い人の特徴
巻き込み力がある人は、コミュニケーションが多いです。
これを言ったら相手がどう思うかを常に考えています。
会話を通して、相手への気遣いを見せるのが上手く、自分の現状を何気なく話すことで距離感を縮めています。
「自分があなたを気にかけていますよ」と相手にさりげなく伝えるのが上手いです。
「さりげない」がポイントです!
義務的に会話しようとしていると、相手に伝わると逆効果になります。
会話した内容をメモする(もしくは記憶しており)、相手が話した何気ない内容も覚えているように演出します。
コミュニケーションにかける時間は短く、ただし頻度は多いです。
人を巻き込むのが上手い人は「相手の時間」を大切にしています。
何気ない会話にも目的をもっており、メッセージが明確です。
何を伝えないのか自分でも分からず、ダラダラ話して相手の貴重な時間を奪うことはしません。
会話の頻度が多いので短い時間でも相手の記憶に残りやすいので、かしこまった話しをしなくても軽いお願で自発的な協力を得ることが出来ます。
お願いするときに、こちらがかしこまるほど、お願いされる側は警戒するものです。
出来ることなら、軽く話すだけで相手が状況を察して自ら動いてくれるのが一番良いです。
そのためには、ふだんのコミュニケーションを通して、お互いの状況を知っておく必要があるのです。
ふだんから会話していない(相手のことを何も知らない)のに、いきなりお願いしても相手は状況を理解してません。
上司がそれをやれば、命令と受け取られるだけです。
「巻き込み力」とは、こちらの状況を相手に理解してもらい自発的に行動してもらう力です。
会社の場合は上司と部下の関係から、命令として成り立つので、巻き込み力と勘違いしやすいので注意しましょう!
人を巻き込むのが上手い人は、自分の弱点をさらけだします。
なので、いざという時に、相手が自発的に助けてくれるのです。
まとめると、人を巻き込むのが上手い人は、どうやったら相手が動いてくれるかを考え、そのための種を日々まいている人すです。
人を巻き込むコミュニケーション
上記の通り、ふだんのコミュニケーションから関係形成とお互いの理解促進に努めることが大事です。
これだけで、軽めのお願いであれば,協力してもらえます。
チームプロジェクトの場合は、メンバー(部下)への説明の仕方が大事です。
いかに当事者意識を持たせるかがポイントになります。
メンバー(部下)が、目的を理解していない、腹落ちしてない状態で業務を伝えるのはNGです!
何を、いつまでに、どうするかを話す前に、これをやることでどんなメリットがあるのか、どんな未来をつかめるのかをイメージ出来るように説明します。
業務を伝えたら終わりではなく、進捗状況を確認して、必要なことがあればサポートします。
人を巻き込むのが上手い人は、包容力があります。
メンバー(部下)が困った時にいつでも相談しやすい雰囲気をもっています。
どうやって人を巻き込む?
設計図を先に作る
ここからは協力者の巻き込み方を解説します。
新規プロジェクトを立ち上げるとき、あなたならどうしますか?
- ほぼ白紙の状態からメンバーを集める
- ある程度、筋書きが見えてから集める
内容や規模にもよりますが、仕事のできるリーダー、マネージャは後者を選ぶ人が多いです。
企画は筋書き通り行かないことが多いので、ほぼ白紙状態からメンバーを集めることも悪くはありません。
ただ、仕事の場合は会社の方針に沿った企画でなければ出来ないのである程度の方向性は決まっているものです。
ならば管理者がアウトラインを決めておいても問題ないはずです。
その通りに行かないとは分かっていても、筋書きを決めて協力者を集める理由は、ムダを省くためです。
双方の時間のムダになるのが一番の問題です。
・期日が決まっている
・この人にはこんな役割を担ってもらいたい。
・こういう段階をふみながら企画をすすめたい
事前に設計図を考えておけば(その通りにならなくても)スムーズに話が進みます。
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