言うことを聞かない部下は病気かも?特徴と対処法

発達障害、うつ病などの病気から、結果的に指示通りに動けていない可能性があります。

心の病気を抱える部下をマネジメントすることは、今やそれほど珍しくありません。

過去、私の経験を踏まえて話します。

人の言うことを聞かない人の特徴

こだわりが強い

業務の進め方など、こだわりが強く柔軟に対応するのが苦手です。

例えば、相手会社が無理難題をおしつけてきたとします。

管理職としては「波風たてずにことをおさめたい!」と妥協点を探すわけですが、、、

部下が間髪入れずに「出来ません」と相手に言ってクレームになります。

正しいこと、ルールを守ることは得意ですが、そうはいかない場面への対応力が弱いです。

なので、何かあったら報告するように部下に伝えておくわけですが、また同じ対応をしてしまうこともしばしば。

間違いを認めない

「そっちのミスだ!」とクレームが入ったとき、本来は慎重に対応しなければならないのに、自分のミスではなく相手の間違いではないかと平気で電話します。

「もしかしたら自分が間違っていたかもしれない」と100%疑いません。

もちろん、相手のミスであるケースも多いですが、自分の間違いを絶対認めないのが特徴です。

上司の立場や相手のことを気にするよりも、自分の間違いを認めないで正当化する部分に集中してしまいクレームになってしまいます。
本人からしたら悪気はありません。

人の意見を聞かない(受け入れない)

誰しも人に意見をされるのは好みませんよね。

でも仕事に関しては、自分を成長させるという意味でも
人の意見を(少しでも)聞こうとするのが大人の対応です。

しかし、残念ながら、病気の方の場合、人の意見を聞かない人が多いです。

あからさまに話を聞いていない態度はとりませんが、結果的に話した内容が守られていないケースが多いです。

話された内容を忘れてしまっているケースもあるので「人の意見を聞かない人」決めつけるわけにはいきませんが、他人からすると「人の意見を聞かない人」と思われる特徴があります。

集中できない(注意散漫)

「あれもやらなきゃ」「これもやらなきゃ」と注意散漫で、結局なにひとつ仕事が終わりません。

なので結果的に、「(指示通りに動かない)言うことを聞かない部下」と上司に判断されます。

本人からしたら「楽をしよう」とか、反抗的な態度をとっているわけではなく、何を優先しえどう進めれば良いかが理解できずに、いつも仕事が終わらない。終わらせないとヤバいと不安です。

ひとつひとつの業務をこなす能力が足りないというよりも、業務を始める前の対応がうまく自己管理できていない特徴があります。

なので、業務をリストアップさせて優先順位を決めさせることから管理職は始めないといけません。

そして、仕事を始めたら他の業務のことは一切気にしないことをルール化させます。
加えて、業務マニュアルも自分専用のものを作らせておくと良いです。

指示しても忘れやすい

上司が部下に注意すると「分かりました。今度からは気をつけます」と言うのですが、また同じミスをします。

忘れやすいのです。

メモさせても、書くだけで読み返さないor用紙をなくして、結局同じミスを繰り返す&仕事が終わりません。

嫌いな人の言うことは聞かない

人の好き嫌いが激しく、一度「嫌い」になったら上司であろうが、聞く耳を持ちません。

嫌いな人の言うことは聞かないタイプなので、指示の出し方などを工夫するよりも人間関係の改善を優先したほうが良いかもしれません。

自分の話ばかりする

人の話を聞かない人は自分の話ばかりするので、事務仕事ではなく対面や電話対応する仕事で困ることがあります。

相手の話に対してトンチンカンな話(自分の話)をしたり、相手が十分に話せないなどで、よい印象をもってもらえない、このひとが担当だと不安なので変えてほしいなどのクレームが多発します。

病気でなくても自分の話ばかりする人はたくさんいます。

あなたもイライラしたご経験があるかもしれません。

病気のある人の場合、コミュニケーションが苦手なうえに、こだわりが強い(ルール、マニュアルを守る)ので、とにかく何か話さないといけないと思ってしまい、自分の話ばかりにしてしまう傾向があります。

これは同僚や上司との会話でも同様です。

人の話を最後まで聞かない

仕事の内容などの説明をするとき、相手からこうしてほしいと依頼されたとき、

とにかく困るのが「人の話を最後まで聞かない人」ですよね。

自分では頭の回転が早いと勘違いしているケースもあるし、集中力が切れて最後まで「聞けない」ケースもあります。

なので、話の内容を理解出来ているかを復唱させたり、ひとつの話をポイントごとに分けて段階をふんで話すと良いです。

病気かもしれない部下にどう対処・改善する?

ここまで読んで「こういう人って自分の周りにもいる」と思ったかもしれません。

その通りで、性格に偏りがあるだけでそれ以外普通の人と大差ありません。

外見では分からない心の病気を抱えている人は増えています。

「メンタルヘルス・マネジメント検定試験」などメンタルに関わる資格を取得とする管理職も増えています。

病気だからといって部下を放置するわけにもいきません。

社内やお客様に迷惑をかけるとマズイので対処・改善の働きかけが必要です。

とはいえデリケートな問題なので、慎重に対応しないといけません。

基本的には自分ひとりで動かないことです。

直属の上司と連携を取りながら対応しないといけません。

そのうえで面談を何回かもうけて部下から上司に話せる環境を作ることが大事です。

仮に病気の事実がなかったとしても「病気かもしれないから、一緒に病院に行こう」といきなり言うのはNGです。

心の病気に関しては、何の知識もないと「悪いこと」「会社にいられなくなる」と本人が思ってしまい心を閉ざしてしまうかもしれません。

まずは、メンタルヘルスについて知識をつけたり、部下の行動を記録やヒアリングして、上司に報告することから始めましょう。

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