指示待ちに人間にイライラ!怒りの原因と対処法を教えます

指示待ち人間にイライラしている人の対処法について解説します。
ストレスをためこむと、ろくなことがありません。

部下の些細なミスに(イライラが溜まっていて)大爆発!
会社に来なくなり家まで謝罪に行くことに、、、なんて嫌ですよね。

イライラの対処法を「自分」と「他者」の2つに分けて解説します。
理由は自分でコントロール出来ることから始めるとストレスが少なく済むからです。

他人を変えるのはそう簡単ではありません。
自分の考え方は意識すれば何とでもなります。

優先すべきは「変えること」ではなく、部下が周りに迷惑をかけず、あなた自身がストレスなく仕事が出来る状況を作ること。

もちろん部下の育成は、上司の大事な仕事なので放置出来ません。

しかし、育てる側のメンタルや環境を整わないと効果的な指導が部下にできません。優先順位をつけて行動することが重要です。

指示待ち人間にイライラしたら

あなたが指示待ち人間にイライラする原因は「価値観」にあります。

「社会人はこうあるべき!」
「部下はこうあるべき!」

それまでの経験から培われてきた「こうあるべき」が、目の前で裏切られたときにイライラするのです。

怒りの原因が、価値観というフィルターにあるのであれば、
その取り扱い方を変えればストレスを減らすことができます。

部下の気持ちになりきって考える

部下が指示待ち人間になってしまう原因を、上司の視点から見るだけでは不十分です。

視点をずらして部下の気持ちになりきることで、「そういうことか!」と納得出来ることもあります。

コツは、時間を戻してみることです。

今までどんな仕事をしてきたのか?
どんな上司のもとで働いてきたのか?

特に現場で判断が必要がない仕事をやってきた場合、上司の指示通りに動くことそのものがその人にとっての「仕事」です。

指示が細かい上司のもとで働いてきたのであれば、部下が勝手に判断して動くことはNGだった可能性が高いです。

このように部下の過去を振り返ることで、なぜ今指示待ち人間になっているのかが分かり、「そういうことね」と納得出来る場合があります。

もちろん、そのまま指示待ち人間にしておくわけにはいきません。
ただ少なくともあなたをイライラさせる言葉では表現できないモヤモヤを取り除くことは出来ます!

イライラの原因を俯瞰して考えてみる

「指示待ちの人間の部下」に怒っていると思っていても、実際は別の原因でイライラしていることがあります。

人間の感情は3つの手順をふんで生まれます。(実際は瞬時に起こるので本人も理解してません。)

  1. 出来事に遭遇する
  2. 意味づけを行う
  3. 感情が生まれる

私達は、「出来事そのもの」が感情の原因だと思いがちです。
しかし実際は出来事ではなく、「自分がどのような意味付けを行うか」で感情が決まります。

例えば、資料の提出締切前日になっても部下が何も言ってこないとします。

このとき、イライラの原因は「部下が何も言ってこない」ことなのか?
ということです。

もしかしたら、以前も同じようなことがあって部下に注意していたかもしれません。

資料の作り直しの可能性もあるのだから、まずは60%の出来で良いので作成して方向性が間違ってないかの確認をとること。

そのためには遅くとも締切前日に一度提出すること!
と約束していたとします。

この場合、方向性を確かめるために自ら部下が上司に確認をとりにこない、いわゆる指示待ちの状態に対してイライラしているのではありません。

指示待ちの状態に遭遇して「前に注意したのに!約束したのに守らない」ことに対して、

「約束は守らないといけない」という価値観から「裏切られた」「軽んじられた」という意味づけを行い怒りの感情が生まれているのです。

ここで重要なことは、この過程を上司自身が認識することです。

「あーそうか。自分は約束を守られなかったことにイライラしているんだな」と俯瞰して自分を見ることが大事です。

それだけで、イライラの度合いは少なくなります。

深呼吸したあとに、部下にいうべきことは「前に約束したことが守られていない。」「どうしたら再発防止できるか?」

これだけです。

「指示待ち人間」をどう変えるかと大きく考えず、問題を因数分解すると具体的な施策が見つかるものです。

指示待ち人間の特徴

周りをイライラさせる指示待ち人間を「自分で考えて行動しない人」と定義します。
以下、その特徴を細分化して解説します。

指示の目的を考えた経験がない

指示待ち人間の特徴1つ目は「指示の目的を考えた経験がない」です。

そもそも指示の目的を上司から考えさせられたことがない可能性があります。

状況に応じてプラスαの行動が出来るように訓練を受けていないのです。
マニュアル通でokという仕事をしてきた人に多いです。

例えば、提案書の回答をもらってきてと指示した場合、中身を見ないで受け取ってきます。
こちらの提案を相手に飲んでもらうのが目的のはずです。

本来であれば、提案が受け入れられなかった場合は、理由を相手聞いたり、その場で再度提案するなどプラスαの行動が必要になります。

指示待ち人間になっている原因が、「仕事=指示通りに動く」と部下自身が定義しているからなので、指導すれば自発的に行動できる可能性があります。

逆算して仕事をしていない

指示待ち人間の特徴2つ目は「逆算して仕事をしていない」です。

指示待ち人間は、深く考えずに行動するので仕事にヌケが多いです。
ゴール(上司の指示)から逆算して動いてないので、仕事のもれが生じやすい特徴があります。

ひとつひとつの指示に集中してしまうので、俯瞰して仕事するのが苦手です。

報告しない

指示待ち人間の特徴3つ目は「上司に報告しない」です。

状況が悪くなるまで上司に報告しません。

しかも、状況が悪くなった原因は「指示を出さない上司が悪い」と言いたげの部下もいます。

本来は部下の自発的な行動を促進するのが上司の仕事ですが、クレーム、トラブルが発生してからでは遅いこともあります。

部下から報告を受けられる仕組みを作る必要があります。

イライラの対処法

指示の目的を考えさせる

指示がないと動けないとレッテルを貼らずに、どんな目的があって指示が出ているかを部下に伝える、もしくは考えさせるようにしましょう。

考えさせたうえで、どんな行動が必要になるかを細分化して指示します。

報告しない指示待ち人間の部下には、報告しないデメリットを教え、部下が報告しやすい環境を作りましょう。

部下を守るための報告だと理解させる

報告することで(部下にとって)デメリットが生じていないか考えてみましょう。

本当は報告したいけれども、上司にすると怒られたり、余計に仕事が増やされたり、責任が自分に押し付けられたり、報告しても良いことがないと思っているかもしれません。

もしくは報告したくても、いつも上司が忙しそうで出来ていないかもしれません。
責任は上司がとる(部下を守る)というスタンスを打ち出し、あなたを守るために報告が必要なんだと理解してもらう。そして報告しやすい環境を作ることが必要です。

>>報告しない部下の心理と上司の対処法

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